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舗装道路のカッター切断作業をする際、湿式の場合は粉塵飛散防止・カッターの焼き付け防止を目的としてカッターに水をかけながら作業します。
その際、カッターにかけた水はアスファルトの粉が混じっており「汚濁水」となって「カッター汚泥」と呼ばれます。
カッター汚泥はアスファルトの粉などが混じってはいるものの、水なのだからそのまま流してしまえばいいのでは…と思うかもしれませんが、実はカッター汚泥には多量の発がん性物質が混じっています。
そのまま流して河川に流れ込んだり乾燥して粉塵が大気中に飛散したりすると、生態系や生活環境に悪い影響が及ぶ可能性があるのです。きちんと産業廃棄物として処理してください。
排出事業者は、切断作業の契約を行う際に切断排水の収集運搬・処分に委託契約を結びます。
発生したカッター汚泥はバキューム集水を行い、特殊タンクに搭載して持ち帰ります。その後処理場に搬入、社内設備の浄化槽の中に投入して脱水処理を行うと、汚泥が固まって固形の「脱水ケーキ」になるという仕組みです。脱水ケーキは処理業者でしばらく保管したのち、溜まったらリサイクル工場に搬出する、という流れで処理が行われています。
カッター汚泥には、多量の発がん性物質が含まれています。カッター工事の度に汚濁水が流れて行ってしまうと、地球環境や生態系に何らかの影響を及ぼす可能性は否定できません。
産業廃棄物に該当するため正しく処理する義務があることを覚えておきましょう。ちょっと位いいだろうと流してしまったり、間違った方法で処理してしまったりすると不法投棄とみなされて行政による調査を受けなくてはならないのです。
地面に浸み込んでいく前に、バキュームポンプで吸引して特殊タンクに搭載し、正しく処理を行えるように手配をしておきましょう。
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