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工事現場や建築現場での窃盗事件が近年増えています。コンクリートカッターを始とした工具から重機、事務所のパソコンまで被害が報告されており、被害を最小限に食い止めるためにも盗難防止対策をしっかりと行いましょう。
工事現場や建築現場での窃盗事件が近年増えています。事務所のパソコンや工具、建設資材といった比較的持ち運びがしやすいものから、重機や建機といった大きくて持ち運びし辛いものまで被害の報告があり、ニュースなどでの報道を見たことがあるという方も多いかもしれません。
工事現場・建設現場における窃盗事件で、最も狙われやすいのが建築資材です。とくに銅線は高く売れ、工事現場・建設現場で使われる量も多いことから被害に遭いやすく、トン単位で盗まれた事件もあります。
中古市場における相場が高いことから、建設資材に次いで工具の窃盗被害も多数報告されています。一つの現場が二度・三度と繰り返し被害に遭うことも多く、また、車内に保管しておいた工具が盗まれたという事件も珍しくありません。
標的になりやすい工具としては、電動工具、測定器、フルハーネス型安全帯などがあり、特に電子工具は狙われやすいです。
中には、持ち運びがしづらい建機や重機を堂々と盗み出す窃盗犯もいます。油圧シャベルからダンプカー、発電機まで、あらゆる建機・重機の窃盗被害が報告されており、発電機については、一度に数台盗まれた事件もありました。
事務所に侵入することさえ出来れば簡単に持ち出せることから、事務所のパソコンやスマートフォン、現金、重機の鍵などを狙う窃盗犯もいます。とくにパソコンやスマートフォンが盗まれてしまうと、顧客情報の流出といった二次被害につながります。場合によっては会社の信用に傷がつくというリスクもあるため、注意が必要です。
工事現場・建設現場における窃盗事件で標的になりやすい工具ですが、コンクリートカッターも例外ではありません。
実際に、2023年5月12日の午後5時半から同月15日の午後3時にかけて、新潟県柏崎市でコンクリートカッターを含めた工具14個が窃盗される事件がありました※。
「工事現場以外では使わないし、こんなものを盗む人はいないだろう…」という工具でも、油断は禁物です。
工事現場・建設現場での盗難被害を防止するための方法としては、以下のものがあります。
それぞれの方法のメリット・デメリットを比較した上で、適切な対策を講じるようにしましょう。
盗難被害を防止するための方法としてもっとも効果的なのが、警備会社と契約し、警備員を現場に配置することです。
警備員がいる現場をわざわざ狙う窃盗犯は多くありません。警備員いることそれ自体が抑止力となって窃盗犯が犯行に及ぶのを思いとどまらせることができ、また、万が一窃盗犯が現場に侵入した場合には、警備員が警察への通報や犯人の取り押さえといった適切な対応をしてくれます。
コストがかかるというデメリットを加味しても、積極的に検討したい対策法だと言えるでしょう。
防犯カメラの設置も、盗難被害対策として効果的です。
防犯カメラの性能・画質は日進月歩で進化しており、最新モデルなら窃盗犯の顔や背格好はもちろん、犯行に使われた車のナンバープレートの特定にも役立ちます。また、撮影した映像をWIFI経由でクラウドに保存するクラウドカメラなら、防犯カメラに気が付いた犯人がカメラを破壊した場合にも、ある程度の映像を残すことができ、小型カメラなら犯人が防犯カメラの存在に気付く可能性が少なくなります。
ただし、犯行を抑止したり、犯人を特定したりすることに役立つとはいえ、防犯カメラそれ自体には犯行を止める効果はありません。そのため他の対策と組み合わせて使うのがおすすめです。
センサーライトや警報装置を現場に取り付けるのも、おすすめの盗難被害対策です。
センサーライトは、侵入者を感知すると点灯するライトです。なかには、ライトの点灯と同時に映像の撮影を始める防犯カメラとセンサーライトを組み合わせたモデルもあります。
警報装置は、侵入者を感知すると大きな警報音を発する装置です。窃盗犯に対する心理的抑止効果が高く、また現場に侵入者が現れたことを周りに伝えることが出来ます。
重機や建機などには、発信装置を取り付けるのがおすすめです。
発信機を取り付ければ、盗まれたものが今どこにあるのかGPSで特定することが出来ます。そのため、盗難の被害を最低限にするのに役立ちます。
ただし、発信機だけで犯行を止めることは出来ません。そのため、防犯カメラと同様、他の方法と組み合わせて使用する必要があります。
防犯カメラやセンサーライト、警報装置の一部モデルはスマートフォンと連携させることが出来ます。
スマートフォンと連携させることで、防犯カメラであれば遠隔で映像を確認することができ、センサーライトや警報注意報であれば、現場に何者かかが侵入した際に即座に通知を受け取ることが出来ます。
工事現場・建設現場での窃盗事件は人がいなくなる夜間に多く起きますが、防犯カメラやセンサーライト、警報装置の一部モデルはスマートフォンと連携させることで、夜間の現場を無駄なく監視することが出来ます。
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