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乾式工法、通称ドライカッティング工法とは、その名の通り水を使わずに構造物に穴を開ける施工方法です。
ドリルの先端にダイヤモンド加工を施したコアビットを持ちいる従来のコアードリリング工法では、ドリルに水を流し込むことによってコアビットを冷却する必要がありました。
しかし、工事現場によっては水を引くことが困難な場合や、周囲への迷惑から水の使用を避けるべき場合もあります。水の代わりに空気を送り込むドライカッティング工法であれば、各種工場やテナントビルなど水が使用できない場所でも対応可能です。
水を使わずに使用できるドライカッティング工法は、工場内や空港内などの水が使えない場所や、テナントビルなどの水漏れが懸念される場所、また作業現場の下を一般の通行人が通る場合などに適した施工方法です。
切断できる対象物としては、各種工場やマンションなどのコンクリート建築物が挙げられます。また、ドライカッティング工法は、ウォールソーイング工法ではカッターが届かない端部の切断や、ワイヤーソーイング工法でワイヤーを通すための穴を開ける際など、他の工法と併用することが多い工法でもあります。
冷却水の代わりに空気を送り込むドライカッティング工法は、騒音や振動を小さく抑えられる施工方法です。粉塵の飛散も防げるため、水の使用を控えつつ周囲への粉塵も抑えたいマンションや学校などの工事現場に適した工法と言えます。
また、ドライカッティング工法はダイヤモンドビッドを使うコアードリリング工法だけでなく、ワイヤーソーイングやウォールソーイングなど様々な工法と併用可能であるため、ケースバイケースで適した施工を実現できます。
水を使用しないため、汚泥が田畑や河川に侵食してしまう事態を防げる。
給水設備を搬入する必要がないため、歩行者や通行車両の安全確保がしやすい。
2025年3月24日時点、長野県切断穿孔協会の会員企業のうち、公式HPにドライカッティング工法に対応している旨の記載があった企業を掲載しています。
所在地 | (長野営業所)長野県松本市島立2235-17 |
取扱業務 |
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建設業許可番号 |
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所在地 | 長野県塩尻市広丘吉田276-17 |
取扱業務 |
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建設業許可番号 |
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場所を選ばず、すぐに工事に取り掛かれる工法
施工する上で水を必要としないドライカッティング工法は、水の使用が不可能あるいは懸念される工場や学校、マンション、テナントビルなどの場所でも問題なく工事を進められる点がメリットです。
また、水を使う通常のコアードリリング工事では、ノロ水と呼ばれる排水が発生するため事前に水養生が必要ですが、ドライカッティングの場合は養生が不要であるため着工に時間がかからない点もメリットと考えられます。
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