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乾式工法、通称ドライカッティング工法とは、その名の通り水を使わずに構造物に穴を開ける施工方法です。
ドリルの先端にダイヤモンド加工を施したコアビットを持ちいる従来のコアードリリング工法では、ドリルに水を流し込むことによってコアビットを冷却する必要がありました。
しかし、工事現場によっては水を引くことが困難な場合や、周囲への迷惑から水の使用を避けるべき場合もあります。水の代わりに空気を送り込むドライカッティング工法であれば、各種工場やテナントビルなど水が使用できない場所でも対応可能です。
水を使わずに使用できるドライカッティング工法は、工場内や空港内などの水が使えない場所や、テナントビルなどの水漏れが懸念される場所、また作業現場の下を一般の通行人が通る場合などに適した施工方法です。
切断できる対象物としては、各種工場やマンションなどのコンクリート建築物が挙げられます。また、ドライカッティング工法は、ウォールソーイング工法ではカッターが届かない端部の切断や、ワイヤーソーイング工法でワイヤーを通すための穴を開ける際など、他の工法と併用することが多い工法でもあります。
冷却水の代わりに空気を送り込むドライカッティング工法は、騒音や振動を小さく抑えられる施工方法です。粉塵の飛散も防げるため、水の使用を控えつつ周囲への粉塵も抑えたいマンションや学校などの工事現場に適した工法と言えます。
また、ドライカッティング工法はダイヤモンドビッドを使うコアードリリング工法だけでなく、ワイヤーソーイングやウォールソーイングなど様々な工法と併用可能であるため、ケースバイケースで適した施工を実現できます。
水を使用しないため、汚泥が田畑や河川に侵食してしまう事態を防げる。
給水設備を搬入する必要がないため、歩行者や通行車両の安全確保がしやすい。
乾式工法(ドライカッティング)は、冷却や粉塵抑制のために水を使用せず、切削と同時に負圧集塵などの集塵技術で粉塵を回収しながら行う舗装加工技術です。インフラ保全から高度な衛生管理が求められる産業施設まで、多岐にわたる現場で課題解決の有効な手段として採用されています。
北海道や東北などの寒冷地、あるいは給水確保が困難な山間部の道路において、乾式工法は特に効果を発揮します。
山間部や山奥の現場では、湿式工法に必要な大量の水を確保・運搬するだけでコストと労力が増えがちです。乾式工法であれば、給水車の手配や給水の往復に伴う待ち時間を抑えられます。機材と作業員だけで現場入りし、到着後すみやかに作業を開始できるため、実働時間を増やせることが多く、工期短縮にもつながります。
交通量が極めて多い都市部の幹線道路や高速道路では、「時間」こそが最大のコストです。乾式工法は、交通規制に伴う社会的損失を抑える手段として活用されています。
湿式工法では、切削後の路面洗浄や乾燥を待ってから交通規制を解除する必要があり、規制時間が長くなる要因となります。一方、乾式工法は切削と同時に強力な集塵機で粉塵を回収するため、路面を乾いた状態で保ちやすく、清掃・復旧に要する時間を短縮できます。結果として、安全確認後の交通規制解除までの時間短縮に寄与し、渋滞リスクの低減が期待できます。
湿式工法で発生する「カッター汚泥」は、産業廃棄物として適切な処理が必要で、処分費がかかります。乾式工法で回収されるのは乾いた切削粉であり、汚泥に比べて取り扱いが容易です。さらに、材料条件や運用条件が合えば、アスファルト合材の原料として再資源化されるケースもあります。環境負荷と処分コストの両面でメリットが期待できます。
高度な衛生管理が求められる屋内施設では、水の使用によって床が湿潤化すると、微生物増殖や滑りなどの衛生・安全上のリスクが高まる場合があります。乾式工法は、このような湿潤化リスクを増やしにくい選択肢として選ばれています。
食品工場のHACCP(ハサップ)や医薬品工場のGMPの考え方では、製造エリアを清潔に保ち、不要な湿潤化を避ける運用が重視されます。乾式工法は水を使わず、かつ集塵により粉塵の飛散を抑えながら施工できるため、室内の湿度を上げにくく、床の改修や溝切りを行いやすいのが特長です。生産ラインへの汚染リスクを低減し、工場の衛生レベルを維持しながら安全対策を進められます。
湿式工法のように水が流れる心配が少ないため、大規模な養生や長期のライン停止を必須としない運用が可能な場合があります。例えば、週末や夜間など短い操業停止時間を利用して、滑りやすい通路やフォークリフトの動線にグリップ用の溝を刻むといった「スポット施工」にも適しています。
2025年3月24日時点、長野県切断穿孔協会の会員企業のうち、公式HPにドライカッティング工法に対応している旨の記載があった企業を掲載しています。
| 所在地 | (長野営業所)長野県松本市島立2235-17 |
| 取扱業務 |
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| 建設業許可番号 |
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| 所在地 | 長野県塩尻市広丘吉田276-17 |
| 取扱業務 |
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| 建設業許可番号 |
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場所を選ばず、すぐに工事に取り掛かれる工法
施工する上で水を必要としないドライカッティング工法は、水の使用が不可能あるいは懸念される工場や学校、マンション、テナントビルなどの場所でも問題なく工事を進められる点がメリットです。
また、水を使う通常のコアードリリング工事では、ノロ水と呼ばれる排水が発生するため事前に水養生が必要ですが、ドライカッティングの場合は養生が不要であるため着工に時間がかからない点もメリットと考えられます。
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