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コンクリートの切断工事には、用途や作業現場の状況に合わせて様々なカッティング工法が用いられます。ここでは、建設業者にカッター工事を依頼する上で理解しておきたい代表的な工法を6つピックアップし、それぞれの特徴や主な用途、騒音や振動などの影響などをまとめます。
ドライカッティング工法とは、水を使わずに構造物に穴を開ける施工方法で、近年普及が広まっている工法です。冷却水を使用する一般的なカッター工事と異なり、水の代わりに空気を送り込むドライカッティング工法は工場やテナントビルなど水が使用できない場所でも対応可能です。
ウォールソーイング工法とは、設置したレールに沿ってダイヤモンドブレードを走らせるカッティング方法です。他の人力による工法と異なり、モーターで動く自走式のブレードによって対象物を切断するため、施工後の切り口が真っ直ぐに整う施工方法です。
ワイヤーソーイング工法は、ダイヤモンドワイヤーを使った非常に強力なカッティング工法です。ワイヤーを巻き付けさえすれば、対象物の大小や切り口の方向を問わないカッティングが可能で、遠隔操作によって地中や高所の構造物にも対応可能な施工方法です。
フラットソーイング工法とは、道路カッターを用いて道路や床板を切断する施工方法です。ウォールソーイング工法と似ていますが、レールを敷く必要がないフラットソーイング工法は着工まで時間を要さず、かつ切断スピードも速い点が特徴です。
ウォータージェット工法とは、超高圧水の力で対象物の表面を削るカッティング工法です。水を利用できる環境であれば対象物や施工箇所に制限がない点がメリットですが、他のカッティング工法と比較すると施工時に発生する騒音や振動が大きいというデメリットもあります。
グルービング工法とは、専用機械を用いて路面を切断することで滑り止め効果をもたらす工法で、全国の高速道路や滑走路で使われています。道路の表面に切れ込みを入れることで排水性を向上させ、雨天時のハイドロプレーニング現象や積雪時の路面凍結を防ぐ目的で使われます。
コアードリリング工法とは、持ち運び可能なコンパクトサイズの機器での作業なので狭い場所での作業に適している一方、1cm単位からの孔あけにも対応するなど、高精細な作業も得意としている、様々な場所での活躍の場が期待される工法です。
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