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バースター工法

バースター工法の特徴

無粉塵で振動・騒音が少ない

バースター工法はコンクリート製造物を静かに壊すことのできる静的破砕工法です。コアーボーリングにより穿孔した孔にバースターヘッドを挿入し、コンクリート構造を壊します。最大250tの圧力でクラックを入れられるため、近隣への騒音の配慮が必要な現場でよく用いられるのが特徴です。地中基礎や厚みのある壁・床のコンクリートを解体する際、重機との相判作業により力を発揮します。

様々な大きさの構造物に対応可能

バースター工法は立体駐車場基礎や建物地中基礎・地中梁、ダム、金庫室、コンクリート土間、大型機械基礎など、幅広い用途に用いられます。部分的な障害物のみの撤去も可能です。さらにバースターマシンの軽量化が進んでいることによって、作業スペースの確保しづらい狭い場所での施工も可能とされています。

重機解体と異なり各パーツが小型なため、大掛かりな準備なども必要としません。

ほかの切断工法に比べて安価

バースター工法はほかの切断工法に比べて安価という特徴があります。バースターの施工にはコア穴が開いていることが前提となるため、コア穴の箇所数によって単価が変わります。例えばコア穴が既に開いている場合、バースター施工のみの1日作業であれば、8万円~15万円程度で施工可能です。基礎コア穴とバースターの作業を行う場合は、15万円~30万円程度の価格となります。

施工会社によりますが、夜間作業や休日作業、現場内エレベーターの有無、作業環境などによって施工金額が変動します。

バースター工法のまとめ

バースター工法はコンクリート製造物を静かに壊す静的破砕工法です。主に立体駐車場基礎や建物地中基礎・地中梁、ダム、金庫室、コンクリート土間の解体などに用いられ、騒音が心配される現場での作業でも多く用いられています。

小さな構造物から大きな構造物まで、幅広い大きさの構造物に対応できるのがメリットです。さらにほかの切断工法と比べて安価のため、費用を抑えて施工したい場合にも適しています。コストと効率の両面で優れた工法です。

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