公開日: |更新日:
カッター工事とは、舗装されたアスファルトやコンクリートを、高速で回転するダイヤモンドブレードで切断する工事です。住宅街や商業地でカッター工事が行われるケースは少なくなく、たびたび騒音が問題になります。
東京都ではカッター工事の際、基準値の85dbを超えると騒音としています。生活に欠かせないカッター工事ですが、騒音対策をした上で行うことが重要です。
参照元:東京都環境局「特定・指定建設作業に係る基準」
(https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/noise/noise_vibration/rules/cw_standard.html)
カッター工事で騒音が発生する原因としてカッター機から出るエンジン音と、カッターの歯に由来する音の2点があげられます。
騒音の原因の1つ目が、カッター機から出るエンジン音です。自動車のエンジンは、アクセルを踏んで燃料を燃やし、徐々に回転数を増やしていくのに対し、建設機械用のエンジンは、始めから回転数調整レバーを目一杯引いて回転数を常に高く保っているため、騒音が発生しやすくなります。
2つ目がカッターの歯から騒音が発生している場合です。舗装を切る音や、基板が振動して舗装に接触する音などがあります。また、歯が空転し、空気を切る際に出る、キーンとする高周波もカッターの歯に由来する騒音です。
カッター工事の騒音対策でまず重要なのが、低騒音機種のカッター機を選ぶことです。国土交通省では、建設工事に伴う騒音対策として、騒音や振動が軽減された建設機械を「低騒音型・低振動型建設機械」として指定し、住宅街や街中など、生活環境を守るべき地域では、低騒音機種の使用を推進しています。
2つ目が、電動カッターを選ぶことです。一般的にハンドのエンジンカッターより、電動カッターの方が、機械自体の騒音を軽減できるといわれています。また、メーカーによっては、住宅街や屋外の工事の騒音対策として、ブレードの風切音や基盤の振動を減少させたブレードを使用しているところもあります。
機器の変更ができない場合は、機器に防音カバーを被せることや、パーテーションなどで区画分けをすることで、騒音対策になります。
参照元:国土交通省「騒音・振動対策」
(https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/sosei_constplan_tk_000003.html)
株式会社静科では、コンクリートカッターの稼働時にパネルで囲む防音事例を紹介しています。一般的に10db下がると騒音が体感で半分になるといわれていますが、全体的で10dbの低減、一番音が出ていた周波数帯で約15dbの低減効果があったということです。
参照元:引用元:株式会社静科公式HP
(https://www.hitori-shizuka.jp/archives/13694)
道路・橋梁の工事なら
「短工期」を求める現場で
交通路に適した工法と体制
切断サイズ80㎝のパワフルなフラットソーイングが、広範囲のコンクリート切断や道路工事において、工期短縮に貢献。
計画から施工、工事後の廃棄物処理まで自社内でスピーディに対応できる。
家屋・ビルの解体なら
騒音・振動・粉塵の少ない
「近隣に配慮」した機材
湿式でホコリが出づらく、電動のためエンジン音が少ないパワーカッターを採用。
また、一般的な打撃解体と比べて騒音や振動が起こりづらいバースター工法にも対応。
目地・区画線改修なら
「仕上がり」重視の工事で
発揮される表面処理技術
コンクリート打設後の目地切事例が多くあり、石畳風のデザインカッター工にも対応。
劣化したコンクリートだけを的確に除去できるウォータージェット工法の実績も多数。